HOME お店ライブラリー 散歩道倶楽部 たびのしおり
散歩SNS 名産・特産shop どこでも観光案内所 旅のコラム・ブログ集

金沢には伝統文化や庶民文化に彩られた見どころや、食べ物処が多数ございます。

金沢の良さ、奥深さをお伝えするには金沢に根差したお店の紹介をかかすことができません。
お店別のご紹介ページにて旅のご参考にしてください。

お店の画像が掲載されているお店さんは散歩道スタッフオススメのお店です。
和菓子

長生殿本舗 森八



住所:金沢市尾張町2-12-1
電話番号:076-262-6251
FAX番号:076-260-0881
営業時間:冬期 9:00〜18:00、夏期 9:00〜18:30
定休日:年中無休、元旦2日のみ休業

森八は創業約380年を誇る老舗で、日本三名菓の一である「長生殿」を始めとする銘菓を数多く品揃えする金沢を代表する和菓子処として全国に広く名が知られる名店です。
日本三名菓の一と称えられている長生殿を生んだ森八。最高級和菓子を楽しみたい方は森八の和菓子でお楽しみ下さい。

また、下記姉妹店も営業しております。金沢にお越しの際はこちらにも是非足をお運び下さい。

茶房 楽庵・・・森八のお菓子と抹茶のセットをお楽しみ頂けるお店です。
住所:金沢市彦三1-9-69
電話番号:076-233-0282

文政の菓子司・・長生殿や千歳など江戸時代から綿々と受け継がれてきたお菓子を品揃えしております。
住所:金沢市東山1-13-7
電話番号:076-253-0887



女将のインタビュー

自慢・特徴・こだわり
「当店の一番のこだわりは落雁の長生殿です。」
長生殿は加賀藩3代藩主前田利常公の創意と小堀遠州卿の命名・書体により約350年前に生まれました。
長生殿は、和三盆は徳島産、紅花は山形産、加賀米は落雁粉としてという風に、ずっと同じ所の材料を用いながら、昔と変わらぬ製法で作っております。日本三名菓に数えられる当店自慢のお菓子をご賞味下さい。

もう一つのこだわりは、
「私たちが作るお菓子は自分達だけのものではなく、先祖から子孫に引き渡す預かりものであり、これらは金沢の文化そのものですから大切にお預かりしてゆきたいと思い日々精進しているということです。」

私自信のこだわりは、
「お客さまから質問を受けた時に、どんな質問であっても答えて差し上げる事が出来るアドバイザーになれるようにと日々勉強していることです。」

歴史
 森八家の祖亀田大隈の胴丸に描かれていた紋章・龍玉を商標に370余年。森八は、菓子づくり一筋に歩み続けてまいりました。
 遺子宗兵衛は、河北郡森本町から金沢城下紺屋坂に居を移し、屋号を森下屋と称し、名を八左衛門と改めました。
城下の大火で藩主より替え地を命ぜられた八左衛門は、尾張町(現在地)に移り、寛永2年(1625)に菓子屋を創業。
3代目八左衛門が藩主前田利常候より町年寄役を命ぜられた時より、代々町年寄、銀座役を勤めました。
藩主より江戸表に召された3代目八左衛門は、藩主利常の創意により小掘遠州の筆になる「長生殿」の三字を原型とした、名菓長生殿を世に生み出しました。
 文久8年(1863)11代目八左衛門の時に家柄町人として苗字帯刀をゆるされ、「森下屋」から森下と改め、明治2年(1869)には屋号を「森八」と改称しました。
13代の夭逝で12代目八左衛門は長女を14代目としましたが、後継者がなく、明治44年(1911)10月、姻戚関係の中宮茂吉に家業の一切を譲ることになりました。
 15代当主中宮茂吉は、翌年10月に合名会社森八を設立。大正、昭和と激しい時代の流れの中、東京支店の開設など順調に近代企業への歩みをすすめてきました。
第2次世界大戦勃発による休業、終戦、16代中宮茂一の戦死という最悪の状態から、職人の復員と原材料の統制緩和により、昭和24年商売を再開。その後の著しい経済復興とお客様の変わらぬお引き立てにより再興。
金沢市内、富山、東京に直売店を出店、41年本社屋の建設、翌42年株式会社森八への改組。52年無公害工場の新築。平成4年にはさらに地球規模で考えた新工場を完成させました。
                              (森八ホームページより抜粋)

おすすめ
長生殿、千歳、羊羹は200年以上の歴史を誇り、昔より多くのお客さまに可愛がって頂いて来たお菓子です。長生殿は日本三名菓に数えられ、千歳は今日まで400年間代々受け継がれて来た歴史的銘菓、黒羊羹は厳選しつくした材料と天然の名水を用い、家伝の丹念な練りを込めた伝統の味でございます。
それと期間限定商品ではございますが、福梅もお薦めですね。今年(2003年年末商品)は44万個売れた商品で、全て手作りで仕上げました。機械で作るとどうしても手作りのあじが出ないんですよね。当店の福梅は飴を沢山入れて、きっちりと炊き上げる事によって日持ちがする保存菓子なのです。是非ご賞味下さい。

金沢の魅力
金沢の魅力は、山や海が近く、色々な楽しみ方が出来ることですね。好きな食べ物は、新鮮な魚と、ガス海老ですね。それ以外にもすばらしい食材が多いですね。京都は京懐石に代表されるように美を愛でる食事が中心ですが、金沢はアレンジする必要がない、と言える程、安くて良い食材が手に入ります。いろんな食をお楽しみ下さい。



散歩道スタッフより
森八は、日本三名菓に数えられる長生殿を350年にわたり作り続ける、金沢で最古の歴史を持つ和菓子屋さん。福梅を年間44万個も売り、どのお菓子を食べても美味しいと言わしめる程、金沢市民に愛され続けるお店です。日本を代表する和菓子処金沢で最高級和菓子を食してみたい方は森八にてお菓子を食して下さい。実際に私が食した福梅の味は忘れられない味でした。